
「この人だからこそ作れた企業」に出会う一日
合同会社ダブルレインボーとNPO法人ダブルレインボーは、2026年10月31日(土)に「インクルーシブ経営者サミット2026」を開催します。会場は東京都新宿区のコモレ四谷タワーコンファレンスです。テーマには「この人だからこそ作れた企業に出会う。」を掲げています。
登壇するのは、義足で宇宙を目指す起業家や、ALSとともに生きながら視線で音楽と映像を操るクリエイター、脳腫瘍・脳梗塞を経験した経営者など、多様な経験を持つ経営者・実践者です。分野も宇宙、テクノロジー、観光、文化、美容、エンターテインメントなど幅広く、それぞれがどのような経験から事業を起こし、社会に何を届けようとしているのかを紹介します。参加者は障害の有無を問わず、経営者やビジネスパーソン、学生、家族など、誰でも参加できます。
障害のある人は、社会から支援される存在として見られることが少なくありません。その一方で、自らの経験や感性を活かして新しい事業や表現を生み出している人たちもいます。サミットでは、登壇者が事業を始めた背景や人生の転機、挑戦を続ける想いに焦点を当てます。その人だからこそ気づけた課題や生み出せたサービスに触れることで、新しいビジネスの発想や協業の可能性、自分自身の未来を考えるきっかけを届けるとしています。

登壇者と見どころ
視線入力技術でライブパフォーマンス――武藤将胤氏
一般社団法人WITH ALS代表理事で、EYE VDJ MASAとして活動する武藤将胤氏は、2014年にALSを発症しました。視線入力技術を活用して音楽と映像を操るクリエイターとして活動し、東京2020パラリンピック開会式にも出演しています。当日は、視線入力技術を活用したライブパフォーマンスを予定しており、テクノロジーと表現が広げる可能性を会場で体感できます。
義足で宇宙へ、夢を月面ビジネスに――稲波紀明氏
Astraporta株式会社代表取締役CEOで宇宙旅行予定者の稲波紀明氏は、左足に義足を使用しながら、2005年に民間宇宙旅行へ申し込み、宇宙を目指し続けています。名古屋大学大学院で宇宙物理学を学び、日本IBM、船井総合研究所を経て起業。現在は、企業や個人の写真、映像、メッセージ、文化資産などを月面へ届ける「月面データ輸送事業」を展開しています。20年以上の夢を事業へとつなげ、宇宙に参加する可能性を広げる挑戦について紹介します。
人生の転機や当事者の視点を語る登壇者たち
このほかにも、さまざまな経験を持つ登壇者が並びます。
- 佐野純平氏(公益財団法人舩井幸雄記念館 常勤理事/株式会社本物研究所 取締役):船井総合研究所創業者・故・舩井幸雄氏の孫。14歳で脳腫瘍が見つかり、手術や抗がん剤治療を経験しました。その後、脳梗塞を発症して一時は寝たきりとなり、リハビリを経て日常生活を送れるまでに回復しましたが、後遺症による麻痺のため、志していた鍼灸師の道を断念しました。現在の活動に至るまでの歩みを通じて、人生の転機から新たな未来を見つける過程に迫ります。
- 井原充貴氏〈スペシャルゲスト〉(株式会社ミライロ 取締役 ITソリューション部長 兼 社長室長):デジタル障害者手帳「ミライロID」などを展開する株式会社ミライロから特別登壇。「バリアバリュー」の理念のもと、障害当事者の視点を活かして社会課題を事業へと結びつける取り組みを紹介します。
- 清藤誠司氏(メディア作家/アートプロデューサー/運命鑑定家):NHK「日曜美術館」などのテレビ番組制作に携わり、美術・文化分野での執筆や講演、陰陽道や占術の研究・実践など多彩な活動を展開しています。幼少期の交通事故後、長年にわたり原因不明の症状に悩まされ、36歳で脳脊髄液減少症と診断されました。外からは見えにくい困難と向き合ってきた経験と、多彩な活動の背景を紹介します。
- 倉谷嘉廣氏(株式会社エイチ・アイ・エス 人事本部 ユニバーサルデザイン推進室/言葉をつむぐ会 副会長):2020年に脳出血を発症して失語症を経験し、リハビリを重ねて職場復帰を果たしました。現在はHISで、当事者の視点を活かしたユニバーサルツーリズムや、多様な働き方の啓発に取り組んでいます。
- 岡﨑伸彦氏:生まれつき耳が聞こえず、手話とエンターテインメントを融合させた事業を展開。
- 三好直人氏:視覚障害の経験を背景に、視覚以外の感覚を活かしたヘッドスパの分野で活動。
- 野元和明氏:生まれつき目が見えず、施術事業や講演活動を通じて出会いの価値を発信。
- 松本勇司氏:先天性心疾患と向き合いながら起業し、夢や志を応援する活動を展開。

体験型プログラムと懇親会、主催者の想い
当日は、登壇者の人生や事業の紹介に加えて、ライブパフォーマンスや体験型プログラムも予定しています。本編の終了後には懇親会が開かれ、登壇者や参加者同士が交流し、異なる分野の人たちとつながる機会が設けられます。主催者は、新しい事業のヒントや協業のきっかけを探している人にも参加を呼びかけています。会場参加者には後日アーカイブ視聴が案内されるほか、当日の来場が難しい人向けにアーカイブ視聴チケットも用意されています。
サミットを企画したのは、合同会社ダブルレインボー代表の上原加奈氏です。上原氏は、自身が網膜色素変性症という進行性難病を抱え、脊髄性筋萎縮症(SMA)のある息子を育てる中で、社会の制度や環境の狭間にある課題と向き合ってきました。「障害のある人は、弱い人でも、何もできない人でもありません。」という想いを出発点に、障害のある経営者や実践者の強さ、優しさ、面白さに出会う場としてサミットを企画したといいます。
登壇者の歩みを知ることが、将来に不安を感じている人にとって新たな目標となり、企業との出会いが新しい事業や協業へとつながる。上原氏は、その可能性を多くの人と共有したいと考えています。
開催概要
- イベント名:インクルーシブ経営者サミット2026
- 日程:2026年10月31日(土)
- 開場:13:30
- 本編:14:00~17:30
- 懇親会:18:00~19:30(予定)
- 会場:コモレ四谷タワーコンファレンス 3F(東京都新宿区四谷1-6-1)
- 主催:合同会社ダブルレインボー/NPO法人ダブルレインボー
- 協力:株式会社NIHONDO/Astraporta株式会社
- 運営協力:合同会社バンカ
参加料金(税込)
- 一般・サミットのみ:7,000円
- 一般・サミット+懇親会:14,000円
- 学生・サミットのみ:3,000円
- 学生・サミット+懇親会:9,000円
- アーカイブ視聴:3,000円
中学生以下は無料で、参加方法は主催者への問い合わせとなります。会場参加者には、後日のアーカイブ視聴が付いています。
出典:合同会社ダブルレインボー



