
旅先の風景や香りの記憶から生まれた花の絵画
国際的な現代アートギャラリーのア・ライトハウス・カナタ(東京都渋谷区、代表取締役:青山和平)は、日本画家・三鑰彩音(みかぎ あやね)の個展「Scents Infused」を開催します。会期は2026年11月4日(水)から21日(土)まで、会場はア・ライトハウス・カナタ表参道です。同ギャラリーは、美の普遍性を提唱し、日本の芸術を世界で再価値化することを目指して活動しています。
今回の個展の着想のもとになったのは、三鑰が旅先で出会った記憶です。その土地ならではの風景や色彩、香り、温度がその記憶をかたちづくっています。時が経つと、目にした景色の輪郭は「曖昧」になっていきます。それでも、そのとき感じた空気や感情は心の奥に残り続けます。
描くことで自分の内側にある「曖昧」なものを形にし、作品を通して自分自身を知る。しかしその感覚も、やがて再び「曖昧」なものへと戻っていきます。この終わりのない探求が、三鑰の創作を支えています。
三鑰の作品について、ア・ライトハウス・カナタ代表の青山和平は「まるで腕いっぱいの花束を好きな人に突然プレゼントされるかのような気持ちになる」と語っています。
三鑰彩音がア・ライトハウス・カナタで個展を開くのは、今回が2回目です。また、同ギャラリーは2025年秋に東京・表参道へ移転しており、その新ギャラリーで三鑰が個展を開くのは今回が初めてです。

伊勢神宮の宝物を守ってきた一族にルーツを持つ日本画家
三鑰彩音は、伊勢神宮の宝物を代々守ってきた一族の末裔という、稀有なルーツを持つ日本画家です。1988年に神奈川県で生まれました。2017年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画研究領域を修了し、2021年まで同大学日本画研究室の助手を務めています。
岩絵具や水干絵具といった伝統的な画材を用い、主に花や自然の風景を描いてきました。鮮やかな色彩と大胆な構図によって、独自の絵画世界を展開しています。具象と抽象の境界を行き来する表現が特徴で、自然の生命感や移ろいゆく美しさを、華やかさと繊細さを兼ね備えた画面に描き出しています。
2023年のアートフェア東京では出品作品が完売するなど、高い関心を集めました。国内外のアートフェアや展覧会を通じて活動の場を広げており、「TEFAF Maastricht」(オランダ、2017年~)、「Masterpiece London」(イギリス、2019年)、「Frieze Seoul」(韓国、2025年〜)などに参加しています。受賞・入選歴には、第23回 臥龍桜日本画大賞展 優秀賞(2012年)や、Seed 山種美術館 日本画アワード2016 オーディエンス賞(2016年)などがあります。作品は岐阜県高山市、京都府福知山市、郷さくら美術館、新見美術館にパブリックコレクションとして収蔵されています。

開催概要
- 展覧会名:三鑰彩音 個展「Scents Infused」
- 開催期間:2026年11月4日(水)~11月21日(土)
- 開催時間:11:00~18:00
- 定休日:日曜・月曜・祝祭日
- 会場:ア・ライトハウス・カナタ 表参道
- 所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目5-7
- 電話番号:03-5411-2900
- 作家在廊日:11月4日(水)、5日(木)、6日(金)、7日(土)
会場のア・ライトハウス・カナタ表参道について
ア・ライトハウス・カナタは2007年に設立され、2025年秋に東京・表参道の自社ビルへ移転しました。建物は地上3階と屋上フロアからなり、延床面積は約720㎡です。1Fにメインギャラリー、2Fにセカンドギャラリー、応接室、プライベートビューイングルーム、バーがあります。3Fはオフィス、屋上はテラスです。設計は森山善之(建築設計事務所バケラッタ)、インテリアデザインはI IN(湯山 皓、照井 洋平)が手がけました。同ギャラリーは年間5~6回の展覧会を開催し、12~14の国際アートフェアに出展しています。



